心理と教育へのいざない(’18)を受講した感想

履修科目

授業科目案内の講義概要に、

「心理と教育コースに興味を持ち、また本コースを志望する履修生は履修することが望ましい」とあったので、基礎からきっちり学びたいタイプの私は、当然科目登録をしました。

聞いたことがない言葉が沢山でてきますが、大変興味深く面白い内容でした。

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授業概要

この授業は、心理学という学問全体の概略説明と基礎知識を学びます。

基礎とはいいつつも、専門科目への導入的な知識や、考え方、知識を身に着けることを目指しており、卒業研究や大学院での高度で専門的な学びも視野にいれている内容です。

印刷教材は、3人の主任講師に加え9人の先生方が執筆しており、様々な視点から心理学というものが何かを勉強できます。

コース・科目心理と教育コース 導入科目
放送形式ラジオ放送 45分×15回
主任講師田中 統治(東海大学特任教授、放送大学名誉教授)、
向田 久美子(放送大学准教授)、佐藤 仁美(放送大学准教授)
単位認定試験択一式

目次

第1回 教育とは
第2回 教育と社会
第3回 教育と行政:教育の政策、法・制度、管理・経営
第4回 学校教育
第5回 大人が学ぶ理由:生涯学習
第6回 記憶のしくみ:教育心理学
第7回 赤ちゃんの心:発達心理学
第8回 対人認知:社会心理学
第9回 「見える」から「見る」へ:心理学と臨床心理学
第10回 臨床心理学と心理療法
第11回 イメージを用いた心理療法
第12回 教育現場におけるカウンセリング
第13回 医療における心理臨床
第14回 あいだの臨床心理学
第15回 課題と展望

感想

発達科学の先人たちに続き、心理系の2つ目の授業なので、意気込んで臨みました。

しかし、

本格的な心理学の世界を垣間見て、初めて聞く言葉の多さに、心理学ムリかも・・・と早々に挫折しかけつつ(はやっ)。

それでも、何十年かぶりの勉強だし、勉強の仕方の要領も悪いのでそんなものだろう、これからこれからと自分を叱咤し、授業を聞き続けました。

きっと、勉強するにしたがって、今はわからないことも後でつながってくるだろうと楽観的に捉え、あまり理解してないまま半分の7章まで終え、放送大学から送られてきた通信指導にチャレンジしました。

ちなみに通信指導とは、中学高校の中間試験のようなもので、この通信指導を受けないと単位認定試験を受けられないので避けては通れません。

点数で振り落とされるわけではないようなので、今の力試しという気軽な気持ちで受けても問題ないのですが、やはり間違えるとガックリします。

通信指導も無事終え、その後もちゃんと理解してるんだかわからないまま勉強を続け、途中、興味深い内容もあったので挫折せずに何とか単位認定試験まで終えられました。

第11回のイメージを用いた心理療法や、第12回の教育現場におけるカウンセリングもとても興味深く視聴した一つでしたが、

教師の仕事が教えるということであるのに対し、スクールカウンセラーは育むということであるという事、その具体例などが取り上げられ、子供への接し方や箱庭療法など、心理学初心者的にはなるほどと思うことばかりでした。

それぞれの専門分野の先生が章を書かれているので、関心を持った分野を選ぶきっかけになる科目です。

 

単位認定試験

 結果は◯Aで無事合格できました。

択一式で、4問の中から正解を選ぶ形式です。

過去の平均点も80点超えで、私の理解度でもこの点数が取れたので、難易度は低いです。

個人的に、適切なものを選びなさいは良いのですが、不適切なものを選ぶという問題は苦手なんですけどね。とりあえず良かったです。

まとめ

心理学の各専門分野への関心をいざなってくれます。

3人の主任講師に加え、9人の専門の先生方が様々な見解で執筆されています。

心理学初心者なら、受けておくべき科目です。

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